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私たちは2006年4月、「女川スポーツコミュニティー構想」を掲げ、新しいスポーツ文化の創造を通してこの地域の活性化に貢献することを目的に活動を開始しました。

「女川スポーツコミュニティー構想」で掲げた目標は二つです。ひとつはその構想のシンボルとなる強いサッカーチームを創ること、そしてもう一つはスポーツエンターテイメントのための稼げるスポーツ施設としての再整備でした。

そのふたつの目標については、チームは震災を挟み、創設１３年目の2018年にアマチュアリーグの最高峰であるJFLに参戦する経験ができました。また、施設整備においては震災という大きな犠牲を強いられながらも、二つの多目的運動場の人工芝化や野球場の再整備が行われ、また、本年９月から供用開始予定の天然芝の球技専用施設である「女川スタジアム」が完成する予定でいます。

株式会社コバルトーレは、今日まで多くの皆様とともに１５年間、１００年続く地域クラブを目指すために人・モノ・金の投資と公民連携の活動を続けさせていただいております。

この１５年間で築き上げたあらゆるネットワークと実績をもって、特に有機体としての「女川町」の一部となり、さらなる公民連携の協働を図り、石巻地域全体の活性化へ寄与する所存でいます。

衰退するといわれる地方にあって人口６千人余の町の新たな挑戦のひとつの旗頭として、「第二次女川スポーツコミュニティー構想」とも言える活動人口の拡大に向けた事業創成に、企業として挑んでいきます。

昨年は、新型コロナの世界的な蔓延に伴い、活動の休止や制限を強いられるシーズンとなりましたが、あの東日本大震災からの復興をもう一度振り返りながら、「夢は強く思えば、必ず叶う。」を実践していきます。

私たちはこれまでと変わらず絶対に諦めません。

このクラブを応援してくださる地域と多くの人々、とりわけスポンサー様、ソシオ会員の皆様からの支援は、我々にとってかけがえのない大きな支えであります。

２０２１年シーズン開幕を前に今後も変わらぬご支援、ご指導を賜りますよう重ねてお願いいたしまして、挨拶とさせていただきます。

コバルトーレ女川　代表　近江弘一