今回は選手としてラインメール青森で一度は現役を引退した宮城県多賀城市出身の奥山泰裕(おくやまやすひろ)選手にインタビューをしました。昨年は青森のアカデミーコーチとしての子どもたちを指導していましたが「まだサッカーが出来る」という熱い想いで、現役復帰を決意。青森では10番を背負い、JFLでの戦い方を経験してきた奥山選手を紹介します。
試合開始早々に、1対1の決定機を外してしまったことを覚えています。その後、すぐにコバルトーレに先制され「勝てなかったらまずい」と思った試合でした。人もたくさん入っていて、盛り上がったことを今も良く覚えています。
(当時の試合詳細はこちら)
▲2018年4月1日 JFL ファーストステージ第4節 コバルトーレ女川vsラインメール青森FC
大学卒業後はジェフユナイテッド市原のトップチームで練習しながら、ジェフリザーブズ(当時JFL)で試合に出場していました。2009年のシーズン途中からガイナーレ鳥取(当時JFL)に移籍してJ2昇格を達成しました。2014シーズンまで在籍し、J3でのプレーも経験しました。
青森に移籍した2015年には東北に戻ってきて、安心した気持ちになりました。選手を5年、アカデミーコーチを1年経験し、クラブが大きくなるまで貢献したいという思いもありましたが「自分の体が動いて、貢献できるうちに、やりがいのあることに挑戦したい」と思うようになりました。
阿部裕二監督との縁をきっかけに、JFLや、その先のJ3を目指すコバルトーレの力になりたいと思い現役復帰と移籍を決めました。
同じ職場で働いている選手もいて、「ファミリー感」があるチームだと思います。選手同士、仲が良く、厳しい練習も盛り上げてやれているのは、良いなと思います。
選手は仲間であり、ライバルなので、どうしても強い緊張感がありますが、女川は程よい緊張感と強い一体感を持ったチームだと感じました。
逆に、仲が良すぎて、こうしてほしいという要求や強く言っても良い場面を飲み込んでしまう時もあるかもしれません。そんな時には、年長者として、コーチの経験も生かしていきたいと思っています。強く言うだけじゃなくて相談しながら「どんなプレーがしたいか」など引き出しながら、せっかく持っているファミリー感を大切にしていきたいです。
まず東北リーグで優勝することを大前提に、JFLに昇格するには勢いも大切だと感じています。形にこだわりすぎたり、丁寧にやりすぎたりせず、勢いづけていく必要があると思うので、シュートを打って勢いとリズムを出していきたいです。
勢いづける動きで盛り上げながら、結果を残していきたいです。サイドをずっと、主戦場にしてきたので、質の高いクロスボールの供給や得意なドリブルで1対1では攻守共に負けないように仕掛けたいです。
結果を出して、必ずJFLに昇格します。