

日頃より、コバルトーレ女川に厚い声援をいただき、誠にありがとうございます。この度、リーグ開幕を前に、阿部裕二監督と、高橋海斗選手がホーム最終戦を行う南三陸町の佐藤仁町長を表敬訪問いたしました。
佐藤町長にユニホームを着用いただき、記念撮影いたしました。
阿部監督と高橋選手が、佐藤町長にチーム紹介と今季の意気込みを伝えました。また、「南三陸町平成の森 多目的運動場」でホーム最終戦を開催する、ご挨拶も行いました。
気仙沼市、本吉出身ということもあるので、これを良い機会にしてサッカーで地元地域に貢献したいと思います。
選手としてサッカーをしている姿や、チームのスタッフとしてサッカーを通して、子どもたちが元気になったり、夢を持つ機会になるように地域を盛り上げていきたいと思います。
勝つ試合を見ていただくのが、第一条件だと思います。ただ勝つだけではなく、皆さんが「また見に来たいサッカー」をしたいと思います。
女川のチームですが、宮城全体のサッカー熱を、盛り上げていきたいと思いますので、今後も、ご支援をよろしくお願いいたします。
試合会場となる平成の森は、震災の前の年にサッカー場の芝の3分の1を6000万円かけて入れ替えました。
震災が発生し、小中高のグラウンドには仮設住宅を建てましたが、ほかに建てる場所がありませんでした。
平成の森は、仮設住宅を建てるには、良い場所でしたが、6000万円をかけて、整備したばかりということもあり、仮設住宅の建設を見送りました。
ところが、最初に隣の町のグラウンドに仮設住宅を建てて、自分たちの町に建てないのは礼儀に反するということで、平成の森に仮設住宅を建てることにしました。
平成の森には、南三陸最大の218戸の仮設住宅が並び、6~7年、600人程が暮らしました。
平成の森は町民のみなさんが辛酸をなめてきた場所ですが、その場所がやっと復帰し、この秋から使えるようになりました。
そういった意味では、あの場所は町民の思いが詰まっている場所で、こけら落としのゲームをやってもらえるのは、我々も大変ありがたいです。
これからもどんどん利用して、子どもたちに夢と希望とサッカーをやりたいという思いを届けてほしいと思います。
▲南三陸町平成の森(2020年3月26日)
佐藤町長、お時間をいただき、ありがとうございました。