スピードとは速く移動すること、速度のこと。(足の速さ)
スピード能力の向上のためによく行われるのが上り坂や階段の上り(脚の筋力向上)、下り坂(脚を速く動かす能力の向上)を走るトレーニングになります。
上り坂では身体を連続的に力強く押しだす事が求められます。
下り坂では脚を連続的に速く押し出すことが求められます。
前回までのブログでこのように紹介しましたが、今回は分解して解説していきます。
*私が指導する場合においてのポイントなのであくまでも参考にして頂ければ幸いです。
あくまでも身体的能力の向上なので必ず競技力が上がるというものではありません。
速度意図的にコントロールし状況に応じて発揮できるようにする必要があります。
接地の仕方は前々回のクイックネストレーニングについての解説も参考にしてみてください。
ここでは上り坂や階段(上り)、下り坂のトレーニングにおいて獲得したい要素がなぜ走ることに必要なのかを走るという動作に分解して解説していきます。
股関節から頭までが一直線上に保つ。
*全身の筋力を制限なく効率よく生み出すために上り坂や階段(上り)、下り坂のトレーニングでも同じ。
すべての動作に共通している猫背
身体が丸くなることで肩や背中などの上半身の動きを作り出す場所の動きが制限され、身体をより早く動かす為の上半身の動きが作れない。
股関節も同様に身体が丸くなることで動きの制限が起きるため必要な脚の上下の動き、押し出す動き、足首の引き上げなどが制限され身体をより効率的に動かす為の筋肉に力が伝わらない、地面からの反発力が受けづらく動作の効率も上がらない。
前回の加速時とは違い引き上がった足から真下に地面を捕らえるように素早く接地させます。
*その為に上り坂や階段(上り)、下り坂のトレーニングでも引き上がったところから素早く接地させます。
接地から地面を蹴るのではなく真後ろに脚を押し出します。
*その為に上り坂や階段(上り)、下り坂のトレーニングでも接地したところから素早く押し出します。特に上りは力強く、下りはより素早く。姿勢の維持も忘れないように。
最終的に上半身(腕の振り)の切り替え、脚の切り替え、接地からの押し出し等のタイミングが速く動く中で合うことによりスピードを向上させる事が出来ます。
様々な競技においてスピードが速いと有利に立つことが多くあります。個人差がありますが現状より少しでもスピードが向上することで競技のプレーの幅が広がる可能性が高まるでしょう。
それは筋力です。
筋力は身体を速く動かす、速く方向転換をする、速く走る等の全てに影響を及ぼします。
その筋力を養うには競技の練習はもちろん競技外のトレーニングに意図的に取り組むことで必要です。
競技の練習だけでは獲得できない(競技だけでは負荷をかけりきれない)要素を競技外のトレーニングで獲得し競技へ活かす(プレーの引き出しを増やす)事も重要になります。限りある大切な時間を競技外のトレーニングに使う場合は目的やポイントを明確にし実施していきましょう。
スピードトレーニングについてはここまで
ブログに対する皆さんの疑問質問受付いたします。
こちらの問い合わせフォームよりお問い合わせください。トップチームトレーナーの内藤がお答えします。